バイカーに定番のミリタリージャケットの中でも個性が光るジャケットを探したい!

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MA-1、M-65、N-2、N-3Bといった軍用に作られたミリタリージャケットは今日では世間一般的からも認知され、シティーユースからライディングに至るまで、幅広く活用されているのはご承知の通りです。

ミリタリーファッションは、その機能性の高さに加え、見栄えがする優秀ばなデザイン性もあり、老若男女を問わず高い人気となっています。中でもバイカーにはミリタリージャケットが欠かせない存在として、秋〜冬にかけての相棒として活用されています。

そんな中、その機能性の高さやデザイン性など、他のミリタリージャケットに少しも見劣りしないだけでなく、むしろ、優れた点も非常に多いにも関わらず、イマイチ、存在がマイナーだったミリタリージャケットがあるので紹介しましょう。タンカースジャケットです。

 

タンカースジャケット

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ウインターコンバットジャケットは米軍の機甲部隊向けに開発されたジャケットで、戦車兵がよく着用していたことからタンカースジャケットと呼ばれるようになりました。他兵科の将校、下士官にも好んで着用され、その防寒性の高さから、一部はフライトジャケットとしても使用されたようです。

 

前期型と後期型の2タイプが存在

img_6235第二次大戦時に活躍したタンカースジャケットが世に姿を表したのは1941年になります。フロントにパッチポケットが付けられていたことから、この前期型はパッチポケットタイプと呼ばれています。

写真のようにスラッシュポケットに仕様変更されたのは1942年で、こちらのタイプを後期型と呼びます。

 

タンカースジャケットのディテール

img_6411戦車兵用のジャケットということで、狭いところでも引っ掛かりが少なく、動きやすいように作られています。背面から見ると、腕の部分が大きなアクションプリーツとなっていることがわかりますね。これで腕は非常に動かしやすくなっているのです。

 

img_6398左右に設けられている切れ込み式のものがこのジャケット唯一のポケットになります。初期型は生地を貼り付けるパッチポケットとなっています。こちらは後期型のレプリカなので、スラッシュポケットとなっています。

 

img_6400前合わせはファスナー方式になっていますが、あまり露出しないように考えて作られています。また、ジッパーの元祖とも言えるタロンジッパーを採用している点も見逃せません。かなり優秀なレプリカですね。

 

img_6408前合わせ内側にはフラップが設けられており、強風時でも風の侵入を防いでくれる作りとなっています。内側はウール製の毛布地となっており、防寒性に優れた作りとなっています。フライトジャケットとして使われていたのも納得です。

 

img_6416保温性を確保するため、ウェストもリブ仕様となっています。

 

「タクシー・ドライバー」でロバート・デ・ニーロも着用

img_6204タンカースジャケットの存在を、最もメジャーにした立役者と言えば、と映画『タクシー・ドライバー』の主役、ロバート・デ・ニーロが着用していたことに尽きるでしょう。『タクシー・ドライバー』でロバート・デ・ニーロが着用していたと言えばM-65フィールドジャケットが有名ですが、実はタンカースジャケットも着用していたのです。

 

タンカースジャケットの特徴

さて、ここまで淡々とタンカースジャケットについて語ってきましたが、その特徴をまとめると…

  • 狭いところでも引っ掛かりが少なく、動きやすいように作られています
  • 前合わせ内側にはフラップが設けられており、強風時でも風の侵入を防いでくれる
  • 内側はウール製の毛布地となっており、防寒性に優れた作りとなっています

ということがわかりました。要するに動きやすくて防寒性に優れ、フライトジャケットとしても使われていた実用的なジャケットということです。…つまり、ライディングのお供にも最適な一着ということになります。

さらに付け加えるならば、ごくごく一般的になってしまった他のメジャーなミリタリージャケットとは、一線を画した存在と成り得る存在ということですね。

MA-1ほどメジャーじゃなく、N-1ほど厳つくもない。タンカースジャケットは、個性的なライディングジャケットとして存分に活躍できるアイテムであると断言できます。

 

WW2米軍タイプ タンカースジャケット 後期型 1942年モデル

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タンカースジャケットの本物を探す…などという行為は、正直、オススメしかねます。あったとしてもとんでもなく高価になるし、状態も期待できないでしょう。サイズももちろん、USAサイズですので、デッドストックの当時モノが見つかったとしても、到底、デカすぎて似合わないアウターとなりかねないからです。

そこで今回、紹介したいのはYMCL KYという京都に居を構えるブランドがリリースしたタンカースジャケットの復刻レプリカです。写真のモデルは、タンカースジャケットとしては後期型にあたる1942年のモデルになります。

生地にはN-1デッキジャケットなどにも用いられたジャングルクロスを使用し、防寒性を確保しています。前合わせのフラップといい、内側の毛布生地といい、まさにバイカーの為に作られたと言っても過言ではありません。

 

タンカースジャケットも置いてあるマニアックなミリタリーショップ

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しかし、上記したように、そもそもタンカースジャケット自体が、日本ではマイナーな存在です。そこらの量販店でおいそれと買える代物ではありません。ミリタリーウェアの専門店に行ってやっと出会えるといった存在です。

そこで最後に、とっておきのミリタリーショップを紹介しましょう。媛県に居を構えるウッドランドです!

ウェブサイトは現在改装中とのことですが、電話やメールで問い合わせれば、希望のアイテムを提案してくれることでしょう。タンカースジャケットだって、普通に出してくれることと思います。

今年の冬は、個性派志向の「タンカースジャケット」で、バイクに跨ってみてはいかがでしょう。

 

ウッドランド詳細

WEBサイト:www.woodland-shop.com

住所:愛媛県松山市松末2丁目1-61

TEL:089-975-0078

営業時間:11:00~19:00(水曜定休)

 

協力 – ウッドランド

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